正義は死せず

まずはコチラのリンクから。

http://www.youtube.com/watch?v=gQ9JOvH-2FI

♪負けるな 負けるな 馬之助
 男の生き様 見せてやれ
 負けるな 負けるな 馬之助
 ついててもしょうがないけど おれがついている

なぎら健壱とコント赤信号『男は馬之助』。日付を見ると、上田馬之助さんが亡くなってからアップされた。ボクはなぎらさんのベストアルバム「中毒」で聴いていた。

残念ながら全盛期の姿はあまりリアルタイムで見ていない。たまに新日本のリングでタイガー・ジェット・シンと共闘しては抗争したり、あとは「オレたちひょうきん族」やゲーム「ぷよぷよ」のCMに出演していたのをおぼろげに記憶しているぐらい。

でも、NOWという小さなインディーズ団体が経営破たんして最後の興行を行った時、試合後に観客達がリングへ殺到。メインを終えたばかりのタイガー・ジェット・シンと上田馬之助が泣きながらファン一人一人に握手したり、肩を抱きあたりしながら団体の終わりを惜しむ姿は「週刊ゴング」で読んだ。

稀代のヒールレスラーであるはずのこの2人が、まさかファンの前で涙するとは・・・私生活はともかく、リングの上では悪人でなきゃいけない宿命なのに・・・

その後移籍したIWAジャパン。自動車で移動中に交通事故に遭い、同乗していた職員は死亡。馬之助さんも車外へ投げ出されたが、現役レスラーとしての本能でとっさに受け身をしたらしく、一命は取り留めた。しかし、脊髄損傷で首から下が麻痺、以降リハビリで何とか車椅子で移動できるまで回復した。その様子も「週刊ゴング」でたびたび取り上げられていた。

「プロレスなんて八百長だろ?」という方もいる。そりゃそうだ。ヒールは嫌われ役を演じて引き立つ。そこには地道な努力で培った技術も必要だし、商売として演じ続ける精神力もいる。プロフェッショナルとしての根性が無ければヒールはおろかプロレスラーにすらなれない。

ファンの怒りを一身に受け止め、ファンの期待を裏切らず、ファンのために嫌われ者に徹する・・・

いちプロレスファンとして、ボクは馬之助さんに美学を感じていた。

この曲に出会ったのが高校時代。ちょうど、全日本は四天王、新日本は闘魂三銃士の時代になりつつあった。大仁田厚のFMWはデスマッチ路線で大成功、前田日明はリングスで世界規模の格闘技ネットワークを模索し、アメリカでは総合格闘技ブームの先駆け・UFC大会が始まろうとしていた。

最強は誰なのか・・・一番強い格闘技は何なのか・・・ファンなら誰もが考える。

だけど、金髪を血に染めながら竹刀や栓抜きを振りかざす馬之助さんの写真を見ると、そんな疑問にいちいち答えを求めなくても良いのではないか?と思える。

♪「正義は死せず」の言葉がニクイ

う~ん・・・当時はなぎらさんもギャグのつもりだったんだろうけど、馬之助さんが数年前に事故に遭い半身不随、リハビリで闘っているというニュースを見てすぐに思い浮かんだ。そして先日亡くなったというニュースが流れて以来、やはりこの唄が頭の中でヘビ廻し状態である。

あ~・・・また昭和が遠退いていく・・・

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[ 2011/12/22 23:46 ] 童心スポーツ | TB(0) | CM(0)

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