一応はミュージシャンのハシクレとして「近頃の音楽ファンは現場でお金を使わなくなった」という意見は賛同する。ライブの集客が・・・チケットの売り上げが・・・CDの在庫が・・・と嘆く声をよく耳にする。
今やインターネットでチョチョイとやれば何でも手に入る。曲を調べたければYouTube。気に入ったらダウンロードしたりAmazonで購入できるし、動画を観ればライブに行ったような感覚も味わえる。ユーザーとしてはお手軽・便利になった反面、現場で提供する側にとっては結構な死活問題でもある。
そのお手軽・便利が全ての原因ではない。そりゃ提供する側が「半人前」だから・・・という部分も大きかったりする。
ボクの場合、相変わらずYouTubeその他ネット界ではあまり曲が出ていない。LOGでヌ永井さんが撮ったヤツと、3年前のクラップスホール『長津宏文最強復活祭』で唄った「この素晴らしすぎる世界」が2パターンと、あと数曲がチラホラ・・・別に「上げてくれるな!」と拒否してるワケでなく、お手元に動画があるのならどんどんアップしてもいたいモノなんだが・・・
もしや・・・
アタクシの楽曲はサイトに適さないのか?若しくは
何かしら「得体の知れないモノ」が映り込んでしまっている・・・とかか?
どうでもいいけど、これだけネットに流出していないで、集客も芳しくないとしたら、ただの「半人前」ってコトですネ・・・頑張ります。
ところで、何故こんなコトを申しているかと言いますと・・・本当は教えたくなかったのだけど・・・
所ジョージさんの新曲がYouTubeで楽しめるんです!毎度パソコンを開く度にチェックしていると、大体1~2ヶ月に2曲ほどのペースでアップしている模様。撮影場所は恐らく世田谷ベース内。カメラ数台を使ってアングルを切り替えたり、少し凝った編集がしてあるので、恐らく制作しているのは所さんの事務所の方。
いわゆる
本人歌唱。今やタレントとして活躍している所さんだけど、元々はシンガー・ソング・ライター(シンガー・ソング・忍者・・・というネタがデビューアルバムに入っていたなァ・・・)。意外とちゃんと弾くギターワークだったり、使用するギターも「何じゃこりゃ?」とツッコミたくなるような改造がしてあるなど、端々に「音楽に対するこだわり」が散りばめられている。
「CD出しても売れないから無料で公開しちゃえ」という懐の深さ・・・タレント業でちゃんと稼いでいるからこその発想。そう言えば売れる前のアルフィー・坂崎幸之助さんがギタリストで参加していた頃、曲の途中で「悔しかったらタレントになってみろ~」と茶化していたっけか。(「昔の車で乗ってます」)
ただ、“所ソング”いちファンとして少し残念なのは、バッキングがないコト。それこそ昔のアルバムでは坂崎さんの人脈でアルフィーと同じバックミュージシャンを使っていたり、ここ数年は発売元がエイベックスだったので豪華で厚みのあるサウンドだったり・・・勿論、動画にあるような弾き語りだって悪くない。意外と好きなのは、リズムマシーンとエレキだけの楽曲だったりします。
曲の内容も、日々の生活の中から生まれたような事柄から、社会派な時事問題まで・・・特に社会に向けたメッセージソングはちょっとヒネクレながら芯を捕らえていて、アナーキーな思想なんだけど、面白みを含めるコトを忘れていない・・・この辺が“所ソング”の神髄なのかもしれない。
とにかく普段テレビでもあんまり唄わないから、本人歌唱の映像は実に貴重。特にアタクシの様な“所さんソング”コレクターにとっては最高の贅沢なのです。
気になった方、今まで所さんの唄をよく知らなかった方、或いは「実は好きだったけど恥ずかしくて公表していなかった」という隠れファンの方・・・興味があれば一度ご覧になってみては如何でしょうか?
アドレスはコチラ・・・YouTubeでのアカウント名は「世田谷一郎」です。
http://www.youtube.com/channel/UC21MHepdj7rzt3T94hM6ljA
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